福祉サービスの利用などに使う障害者手帳の「カード型」が、
早ければ来年度から交付されるようになる。
障害のある人たちから障害者手帳よりも丈夫で、
持ち運びやすいコンパクトなものにしてほしいとの声が上がっていた。
本人の希望で、手帳かカードのどちらかを選べるようになる。
厚生労働省が10月24日の社会保障審議会で提案し、了承された。
同省は省令改正などを進め、自治体が交付する
「身体障害者手帳」と「精神障害者保健福祉手帳」について、
カードを選べるようにする。
カードには顔写真や名前、住所、障害等級などを記載。
実際にカードを導入するかや導入時期は、個々の自治体が決める。
これまでは本人情報を加筆していく必要から手帳型としていたが、
マイナンバー制度を活用して効率的な情報確認ができるようになったため、
カードでも問題は生じないという。